【図解付き】日経平均株価とは?ニュースで出てくる金融用語をわかりやすく解説

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日経平均株価とは

日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)とは、日本を代表する代表的な株価指数の1つです。

株価指数とは、取引所全体(東京証券取引所など)や特定の銘柄群(日経平均株価など)の株価の動きを表すものです。

日経平均株価は単に日経平均と呼ばれたり、日経225(「にっけいにひゃくにじゅうご」もしくは「にっけいにーにーご」)とも呼ばれたりします。また、海外では正式名称 “Nikkei Stock Average”、略称では “Nikkei Average” や “Nikkei225”とも呼ばれます。

日経平均株価は、日本経済新聞社が東京証券取引所第1部(東証1部)から選んだ、日本を代表する225社の平均株価です。ちなみに、日経平均株価は単純な平均値ではありません。詳しくはあとのセクションで説明します。

Calculate Nikkei Average
日経平均株価採用銘柄の選定方法

日経平均株価の計算方法

日経平均株価は構成銘柄の株価を株価換算係数で調整したうえで合計し、除数で割って算出されます。

日経平均株価の計算方法
日経平均株価はどこまでの値?

日経平均株価は、小数点以下第3位(厘単位)を四捨五入し、小数点以下2桁(銭単位)までとします。(例:計算の結果、日経平均株価が12,345.67890円となれば、小数点以下第3位の8を四捨五入して小数点以下2桁の12,345.68円です)

各構成銘柄の採用株価は次のように算出されます。

各構成銘柄の採用株価の計算方法

日経平均株価の算出時に用いられる株価の採用方法

日経平均株価の算出時に用いられる株価の採用方法は以下の優先順位で決定されます。

  1. 特別気配または連続約定気配
  2. 現在値
  3. 基準価格

聞き慣れない単語もあると思うので、それぞれの単語について解説します。

特別気配(とくべつけはい)

そもそも気配とは何でしょうか。大和証券の証券用語解説集によると、気配とは次のように記されています。

気配とは”売りたい、または買いたいという意向やその値段のこと。買い注文が出ているのに、対応する売り注文が出ず、まだ取引が成立していない状態を「買い気配」、逆に売り注文が出ているのに、対応する買い注文が出ずに取引が成立していない状態を「売り気配」といいます。”

大和証券 金融・証券用語解説

そして、特別気配とは気配の中でも文字通り特別な気配です。特別気配とは、簡単に言うと、株の売り注文または買い注文がどちらか一方に偏ってしまったときに証券取引所が表示する気配のことです。特別気配には、特別売り気配と特別買い気配があります。

連続約定気配(れんぞくやくじょうけはい)

連続約定気配とは、大口注文もしくは一定時間内(60秒間)に複数注文が連続して発注された時、株価が急激に変化することを抑えるために設けられた制度です。

日経平均株価ではこの特別気配と連続約定気配が優先的に採用されています。

現在値(げんざいね)

現在の株の値段のことです。読み方は「げんざい」ではなく「げんざい」です。

基準価格

当日に1の特別気配または連続約定気配もしくは2の現在値に該当する値がないときは、3の基準価格を用います。

日経平均株価算出での基準価格とは次の3つの値を指します。

  1. 権利落ち理論値
  2. 前日の特別気配または連続約定気配
  3. 前日の終値の優先順で採用された値

通常は前日の日経平均の終値算出に用いた株価(特別気配または連続約定気配、終値の優先順)が該当します。

株価換算係数

改めて日経平均株価の算出式を見てみましょう。

$$日経平均株価 = \frac{構成銘柄の採用株価合計}{除数}$$

$$各構成銘柄の採用株価 = 株価 \times 株価換算係数$$

各構成銘柄の採用株価の計算は株価に株価換算係数を乗じています。

株価換算係数は日経平均株価の算出の際に用いる採用株価の水準を調整する数です。

なぜ、株価をそのまま採用しないのですか?

まっちゃ
まっちゃ

株価をそのまま採用すると株価水準が高い銘柄が日経平均株価に対して大きな影響力を持ってしまうからです。ある会社の株価の上下が株価指数全体に大きく影響してしまうのは、適切ではないからです。

除数とは

日経平均株価は、構成銘柄の株価に株価換算係数を乗じた株価を合計したうえで、除数で割って算出します。ちなみに、除数とは割り算で、割る方の数を意味します。

$$日経平均株価 = \frac{構成銘柄の採用株価合計}{除数}$$

日経平均株価は基本的には単純平均の考え方に基づいており、当初は銘柄数が除数でした。しかし、株式の分割や株式併合を行うと株価水準は変化します。それでは、株式の分割や株式併合などの当日と前日とで日経平均株価が市況変動以外(株式の売買以外の理由、すなわち株式の分割や株式併合)の理由で異なる値になってしまいます。

その後、株式分割・併合や銘柄入れ替えなどで除数の値を修正することで指数としての連続性、継続性を維持しています。

この除数を用いた算出方法は、2021年10月の定期入れ替えから適用されている比較的新しいルールです。

日経平均株価の除数は日経平均プロフィルから確認することができます。

除数情報

算出間隔

日経平均株価は5秒間隔で算出されています。この算出間隔は2017年7月18日からで、2010 年1月4日から2017年7月14日までは15秒間隔でした。それ以前は1分間隔でした。この算出間隔は今後、より短くなっていくのかもしれません。ちなみに、日々の始値は午前9時00分05秒現在のものです。

構成銘柄一覧

日経平均株価の構成銘柄一覧はこちらのページから確認ができます。

日経平均株価の推移

日経平均株価の過去10年間の推移は日経平均プロフィルで確認できます。

また、2000年1月1日からの日経平均株価の詳細をダウンロードページからCSV形式でダウンロードできます。株式投資などの資料にも使えますね。

日経平均株価は商標登録されている!?

日経平均株価の名称は株式会社日本経済新聞社によって1993年8月31日に商標登録されています。日経平均など株価指数の利用を許諾するのは日本経済新聞社ですので、注意しましょう。

参考資料

日本経済新聞社 日経平均株価 算出要領

https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/file/nikkei_stock_average_guidebook_jp.pdf

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