20代はNISA口座でいくら持っているの?【FPが解説】

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まっちゃ
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同年代のお金事情って気になるよね

この記事では、FP資格を持つ僕まっちゃが、6月に日本証券業協会と株式会社日本取引所グループが共同で出した、国民のNISAの利用状況等に関するアンケート調査報告書をチェックし、20代のNISAの利用状況について見ていきたいと思います。

今回はこの調査報告書から次のことを解説していきます。

  1. 20代で一般NISAとつみたてNISAを知っていて、NISA口座を開設している割合
  2. 20代のNISA口座での積立投資実施率
  3. 20代のNISA口座で保有している金融資産総額
補足

NISA口座とは一般NISA口座、つみたてNISA口座とジュニアNISAの3種類を指します(2023年まで)

2024年からは新しいNISAとつみたてNISAの2種類に生まれ変わります

1. 一般NISAとつみたてNISAを知っている20代のNISA口座開設状況

NISA制度を認識していて、実際にNISA口座を開設している割合は次のようになっています。

赤色で囲まれた部分が20代です。NISA制度を認知している20代の7.8%が一般NISA口座を開設し、24.5%がつみたてNISA口座を開設67.7%はいずれの口座も開設していません

Q11. NISA口座(一般NISA又はつみたてNISA)の開設の有無について教えてください。※現在、NISAの口座開設を申込み中の方は、「一般NISA口座を開設している」又は「つみたてNISA口座を開設している」とお答えください。(回答は1つ)

P.20 認知者ベースのNISA口座開設状況 <属性別>

逆に言えば、もしあなたがNISA口座を開設していたらあなたは少数派なのです。もし、もし、まだNISA口座を持っていない人は今すぐ口座を開設しましょう。

まっちゃ
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NISA口座を開設している人の方が少数派なのは驚き

証券口座はSBI証券がおすすめです。僕もSBI証券を使っています。SBI証券では三井住友カードと連携すれば毎月50,000円までクレジットカードで積立投資が行える上に、Vポイントも貯まります。

僕はクレジットカードで毎月50,000円の積み立て投資をしています。50,000円のうち、33,333円はつみたてNISA用に、16,667円はつみたてNISAと同じ銘柄のものを1つ選び、特定預かりで積み立てています。

SBI証券での積立状況

SBI証券で三井住友カードを使って投資をするとVポイントがたまります。たまったVポイントは交換すればiD決済で1ポイント1円として使えるので、週末のご褒美のデザートなどに使っています。

Vポイント獲得状況

もしまだNISA口座を持っていないという人がいたら、SBI証券が1番オススメなので、今すぐに口座を開設しましょう。口座を開設するだけであなたは少数派になり、時間を味方にできます。

SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

2. NISA口座での積立投資実施率

つぎに、20代でNISA口座を持っていて、積立投資を行っている人の割合を見ていきましょう。

Q16. NISA口座内で積立投資(※)を実施したことがありますか。※積立投資とは、毎月定額で事前に指定した株式や投資信託を自動的に買い付ける金融機関のサービスを指します。(回答は1つ)

P. 28 NISA口座での積立投資実施率 <NISA口座開設者ベース>

このグラフから、次のことが読み取れます。

  • 若年層ほど積立投資の実施率が高い
  • このグラフからはつみたてNISA口座・NISA口座のどちらで積立投資を行っているかは読み取れないが、いずれにせよNISA口座を持っている20代の約80%が積立投資を実施した経験がある
  • 世帯金融資産が1,000万円未満の世帯では積立投資実施率が高い傾向がある

これは良い傾向ですね。20代の多くが長期・積立・分散投資を意識して、積立投資をできているのではないでしょうか。

まっちゃ
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長期・積立・分散投資を大切に

3.NISA口座で保有している金融資産

ここまででどの20代の人がどれくらいの割合でNISA口座を開設していて、積立投資を行っているかがわかりました。では、そのNISA口座でいったいいくらの金融資産を持っているのかを見ていきましょう。

Q17.あなたがNISA口座で保有している金融商品の総額を教えてください。

P. 28 NISA口座で保有している金融資産総額 <積立投資実施者ベース>

赤色の枠の中に注目してください。20代では100万円未満の金融資産をつみたてNISAで保有している人の割合が最も高いです。また、金融資産総額の平均値は109万円で、中央値はカテゴリーで100万円未満です。

つまり20代の多くは100万円未満でつみたてNISA口座の運用を行っていることが読み取れますね。

つみたてNISAは2018年1月に始まった比較的新しい制度ですので、今の段階ではまだまだ20代でNISAを使っている人たちはイノベーターもしくはアーリーアダプターであり、そこまで多くの資金をNISA口座に投入できていない、もしくは単純に投資に回すお金がない(おそらくこちらがほとんど)のでしょう。

まっちゃ
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もっと投資にお金を回したい!

余剰資金があるのであれば、つみたてNISAは満額の33,333円、そして特定預かりで16,667円合計50,000円をクレジットカード積み立てで投資することを推奨します。

これで単純計算で1年間に60万円の投資ができます。これを2年続ければ、平均値の109万円も簡単に超えられ、100万円~200万円をつみたてNISAで持っている11.0%のゾーンに入れます。

つみたてNISAをすでにやっている人は、それの継続もしくは積立額の増額を、つみたてNISAをまだやっていない人はすぐに口座を開設しましょう。1にあるように、口座を開設するだけで少数派です。

SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

まとめ

  • NISA制度を認知している20代の7.8%が一般NISA口座を開設し、24.5%がつみたてNISA口座を開設、67.7%はいずれの口座も開設していない
  • NISA口座を持っている20代の約80%が積立投資を実施した経験がある
  • 20代の多くは100万円未満でつみたてNISA口座の運用を行っている

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