この記事には広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
定価は11,000円(税込み)です。転売価格に注意してください。
やっはろー。まっちゃ (@animistz_)です。
あのNothing Phoneなどで有名なNothingのサブブランドCMFから、安価なスマートウォッチ「CMF Watch Pro」が発売されました。
Apple Watchに勝るとも劣らないCMF Watch Proをさっそく購入し、レビューしました。
購入を検討している方はぜひこの記事を読んで購入を検討してみてください。
実は、どうしても日本発売を待つことができず、日本発売前にAliExpressで購入しました。
CMF Watch Proはこんな人にオススメ
CMF Watch Proはこんな人にオススメです。
- 初めてスマートウォッチを買う人
- 低コストでデザインのよいスマートフォンが欲しい人
- 余計な機能がなく、機能が絞られたシンプルなスマートウォッチが欲しい人
CMF Watch Proは、Apple WatchやGoogle Pixcel Watchなどの有名ブランドの高級なスマートウォッチではなく、安価でデザインのよいスマートウォッチを探している人に最適です。
Apple Watchの場合、一番安価なモデルであるApple Watch SE (GPSモデル)を選択した場合、最低でも34,800円(税込み)です。
それに反して、CMF Watch Proはなんと11,000円(税込み)で販売されています。
CMFは、あのNothingのサブブランドということもあって、本体デザインやUIが洗練されています。
1万円代で購入できるスマートウォッチの中では、デザイン面と機能面共に最良の選択肢と言えるでしょう。
なぜCMF Watch Proを購入した?
僕が今回CMF Watch Proを購入した理由は主に次の3点です。
- デザインの良いスマートウォッチが欲しかった
- 安価で必要最低限のあるスマートウォッチが欲しかった
- Apple Watch以外のスマートウォッチを試してみたかった
この条件に合致したのがCMF Watch Proでした。
安価でデザインもよく、必要最低限の機能が搭載されたCMF Watch Proは、まさに僕が探していたスマートウォッチでした。
開封
Apple Watchのような重厚感のある外箱とは違い、CMF Watch Proの外箱はとても簡素な作りになっていて、薄い形状をしています。
昨今のSDGs推しを意識してなのか、外箱から本体を包む包装材までの、何から何まで紙製の梱包材で包まれています。
同梱物は次の4点です。最近のガジェット類を購入したときの同梱物はだいたいこんな感じですね。
- CMF Watch Pro 本体
- 充電ケーブル
- 安全情報と保証情報
- ユーザーガイド
外観
CMFとは
CMFはNothing PhoneやNothing Earなどの製品を販売しているNothingのサブブランドです。
Nothingとは、ロンドンを拠点としたデジタル機器メーカーです。Nothingが発売している製品の、斬新でスタイリッシュなプロダクトデザインは、一部のガジェット好きに特に人気があり、新製品が発表されるたびに、多数のYouTuberやブロガーがレビュー動画やレビュー記事を投稿しています。
このNothingのサブブランド名「CMF」とは、工業デザインの分野で、モノの表面を構成する3つの重要な要素のことを意味します。
C: Color(色)
M: Material(素材)
F: Finish(加工方法)
カラーバリエーション
Watch Proは次の3つのカラーとCMF(色、素材、加工方法)で展開されています。
- 1. Metallic Grey frame with Orange strap
C: METALLIC GREY, M: METAL, F: PVD - 2. Dark Grey frame with Dark Grey strap
C: DARK GREY, M: METAL, F: ANODISED - 3. Dark Grey frame with Ash Grey strap
C: DARK GREY, M: METAL, F: ANODISED
2と3はバンドカラーのみ異なります。
1の加工方法「PVD (Physical Vapor Deposition)」とは日本語で物理気相成長(ぶつりきそうせいちょう)または物理蒸着といいます。
この技術を用いたコーティングはPVDコーティングと呼ばれ、アクセサリーや工具、金型のコーティングに利用されています。
2と3の加工方法 “Anodise” はアルマイト加工のことです。このアルマイト加工により、アルミニウムの耐食性・耐摩耗性の向上が期待できます。
スペック
カラー | Dark Grey frame with Dark Grey strapMetallic Grey frame with Orange strapDark Grey frame with Ash Grey strap |
寸法 | 46.9 x 39.87 x 12.89 mm(リストストラップなし) 261.2 x 39.9 x 12.9 mm(リストストラップあり) |
重量 | 30.4 g(リストストラップなし) 47 g(リストストラップあり) |
時計のフレーム素材 | アルミニウム合金 |
画面タイプ | AMOLED (Active Matrix Organic Light Emitting Diode) アクティブマトリクス式有機EL |
画面サイズ | 1.96 inch (4.98 cm) |
PPI | 332 |
解像度 | 410 x 502 |
画面の明るさ | 600+ ニト(標準値) |
リストストラップのタイプ | 着脱可能なリストストラップ |
リストストラップ素材 | シリコン |
リストストラップ幅 | 22 mm |
バッテリー | 340mAh |
バッテリー寿命 | 一般的な使用で13日間(理論的使用時間) |
センサー | 加速度センサー、心拍センサー、血中酸素飽和度センサー(血中酸素濃度センサー) |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
アプリケーション | CMF Watch app |
互換性 | iOS 13以降、Android 8.0以降 |
測位 | 衛星測位システム GPS/GLONASS/Galileo/QZSS/Beidou |
ヘルスモニター | 自動心拍数測定、24時間心拍数モニター、安静時心拍数、運動時心拍数、心拍数アラート、血中酸素濃度モニター、ストレスモニター、睡眠モニター、終日歩数、カロリー、距離、運動時間 |
スポーツモード | アウトドアラン、インドアラン、アウトドアウォーク、インドアウォーク、アウトドアサイクル、インドアサイクル、縄跳び、山歩き、ハイキング、クロスカントリーランニング、スキー、スノーボード、クロスカントリースキー、エリプティカル、ローワー、フリートレーニング、筋力トレーニング、ダイナミックサイクル、階段昇降機、トレッドミル、HIIT、フィットネスエクササイズ、ヨガ、ピラティス、クロスフィット、ファンクショナルトレーニング、フィジカルトレーニング、テコンドー、ボクシング、空手、フェンシング、体幹トレーニング、剣道、鉄棒、平行棒、ベリーダンス、ジャズダンス、ラテンダンス、バレエ、ストリートダンス、その他ダンス、ローラースケート、マーシャルアーツ、太極拳、フラフープ、ディスクスポーツ、ダーツ、アーチェリー、乗馬、凧揚げ、ブランコ、階段、釣り、バドミントン、卓球、テニス、ビリヤード、ボウリング、バレーボール、シャトルコック、ハンドボール、野球、ソフトボール、クリケット、ラグビー、ホッケー、スカッシュ、ドッヂボール、セーリング、サーフィン、モーターボート、スケート、アイスホッケー、カーリング、スケートボード、ロッククライミング、サッカー、バスケットボール、クールダウン、クロストレーニング、オーストラリアンフットボール、狩猟、ゴルフ、フィットネスゲーム、有酸素運動、ローリング、ピックルボール、柔軟体操、ハンドサイクリング、マインド&ボディ、レスリング、体操、陸上競技、スノースポーツ、ラクロス、腹筋、腕立て伏せ、バトルロープ、スミスマシン、懸垂、ズンバ、プランク、カバディ、シュート、やり投げ、走り幅跳び、走り高跳び、トランポリン、ダンベル、カート |
その他の特徴 | Bluetoothコール、クラウドウォッチダイヤル、フォトアルバムダイヤル、呼吸トレーニング、メッセージ通知、電話音楽コントロール、タイマー、ストップウォッチ、アラーム、天気、携帯電話検索、懐中電灯、リモートカメラコントロール |
マイク | 対応 |
スピーカー | 対応 |
防水・防じん性能 | IP68 |
同梱物 | CMF Watch Pro 本体、充電ケーブル、安全情報と保証情報、ユーザーガイド |
初期設定とペアリング
CMF Watch Proを起動するには、本体のスピーカーのついている側にあるボタン(機能ボタン)を長押しします。
本体を起動させると、言語選択画面が表示されるので、CMF Watch Proで使用する言語を選択します。
英語が一番シンプルに表示されると思うので、英語を選択しました。
言語を選択すると本体にQRコードが表示されます。
このQRコードは、CMF Watchアプリのダウンロードリンクになっていて、このQRコードをカメラで読み取るか、App StoreもしくはGoogle Playストアで「CMF Watch」と検索するなどして、CMF Watchアプリをペアリングするスマートフォンにダウンロードします。
CMF Watchアプリを使用するにはNothingアカウントの作成が必要です。メールアドレスとパスワード、そしてメールアドレスに送信される認証コードを入力してアカウントを作成します。
ワークアウトで正確なデータを取得するために、生年月日、性別、身長、体重を入力します。
アプリの下部にある4つのアイコンの内、左から4番目の腕時計のアイコンをタップします。
真ん中のプラス (+) アイコンをクリックします。
起動しているCMF Watch Proがペアリングするスマートフォンの近くにあれば、自動的にCMF Watch Proが検出され、アプリの検索画面に表示されます。
表示されたCMF Watch Proをタップし、ペアリングします。
使用感
僕は腕が結構細いので、CMF Watch Proは手首と同じくらいの幅があり、存在感があります。
慣れてしまえば問題ありませんが、慣れないうちは存在感が気になるかもしれません。
タイマーが完了したときの振動がApple Watchと比べて安っぽい感じがしたり、タイマー完了の振動が2回ブルッと振動するだけなど、まだまだソフトウェア面に改善の余地ありです。
充電方法
CMF Watch Proを充電するには、独自規格のマグネット搭載充電ケーブルを本体の充電端子に接続します。
独自規格とUSB Type Aケーブルじゃなく、両端をUSB Type Cにしてほしかったですね。
ベルトの規格
ベルト(リストストラップ)は一般的な腕時計に使用されているベルトを装着できます。使用できるベルトの幅は22mmです。
ベルトを交換する時は、クイックリリースレバーをスライドさせた状態でベルトの取り外しまたは取り付けをおこないます。
一般的な腕時計と同じタイプのベルトなので、交換ベルトの選択肢の幅が広いです。
できること・できないこと
できること
- 通話
- 時計
- 呼吸
- タイマー
- アラーム
- 通知の確認
- カメラ操作
- 活動量の測定
- 心拍数の測定
- 睡眠ログの記録
- 天気予報の確認
- ウォッチを探す
- フラッシュライト
- ストレスチェック
- ストップウォッチ
- 血中酸素濃度の測定
- ワークアウトの記録
- 水分補給リマインダー
- スタンドリマインダー
- 音楽再生コントロール
- スマートフォンを探す
- 音声アシスタントの起動
など
できないこと
- リューズを回す
- 画面の常時表示
- モバイルデータ通信
- FeliCaを使用した決済
- 画面の明るさの自動調整
- Qiなどのワイヤレス充電
- 通知が来たメッセージへの返信
- Appleのヘルスアプリとのデータ連携
など
おすすめの使い方
CMF Watch Proはスマートウォッチなので、基本的には腕時計として使用することになるでしょう。
その他には次のような使い方がオススメです。
- タイマー
- 通知確認
- ワークアウト
- 睡眠トラッカー
メリットとデメリット
メリット
- AMOLEDディスプレイ
- バッテリー持続時間が長い
- 魅力的な本体デザインとUI
- 優れたコストパフォーマンス
- 一般的な時計のバンドが使える
デメリット
- 振動が安っぽい
- NFC (FeliCa) 非搭載
- 画面タップで起動できない
- 常時点灯表示が最大20分間
- ソフトウェアに改善の余地あり
- 標準搭載アプリしか使用できない
- 独自規格での充電方式でケーブルはUSB Type-A
クチコミ
FAQ
- 技適マークはありますか?
- あります。
- 本当にバッテリーは13日間持続しますか?
- いいえ、持続しなさそうです。使用する機能を制限して、省電力モードにすれば持続するかもしれません。
- CMF Watch ProでLINEの通知を見ると、既読はつきますか?
- いいえ、既読はつきません。
- 画面のリフレッシュレートはどれくらいですか?
- 58 FPSです。
技適
CMF Watch Proはきちんと技適マークがついています。
まとめ
CMF Watch ProはApple WatchやPixel Watchのように、高機能でスマートフォンとの連携がこれらの商品のように優れているわけではありません。
しかしながら、洗練された本体デザインやNothingらしいUIは、ほかの同価格帯のスマートウォッチより一段上の価値があると思います。
CMF Watch Proは特にガジェット好き界隈で人気を博しており、記事執筆現在(2023/10/27)Amazonでも楽天市場でも売り切れており、次回入荷予定は未定です。
再販されてもすぐに売り切れることが予想されるので、購入を予定している方は定期的にチェックしましょう。
Apple WatchのようにiPhoneとの連携が優れていたり、FeliCaが利用できるわけではありませんが、11,000円という価格を考慮すると、十分に満足できる製品です。
ソフトウェアやUIの面で、使いにくいと感じる部分もまだまだあるので、今後のアップデートに期待です。