アメックスグリーン Amazon利用メインでの年会費の損益分岐点はいくら?

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いちおうFP2級一種外務員資格を持っていて、クレジットカードの情報にも敏感なまっちゃです。

年会費のかかるクレジットカードを保有する時に気になるのが、年会費とカード利用によって獲得できるポイントとの損益分岐点ですよね。

この記事では、アメックスグリーンの年会費と獲得できるポイントとの損益分岐点をAmazon.co.jpのみを利用すると仮定して、損益分岐点について考えてみます。

この記事はこんな人にオススメ
  • Amazon.co.jpでよく買い物をする人
  • アメックスグリーンの損益分岐点利用額を知りたい人
  • アメックスグリーンに申し込もうと思っているけれど、年会費の元が取れるか心配な人
まっちゃ
まっちゃ

文房具から食料品までなんでもAmazon.co.jpで購入しています。

仮定と前提

この記事は次の仮定と前提に基づいて構成されています。

  • ショッピングはすべてAmazon.co.jpでおこなう
  • 年会費の支払いで獲得できるポイントは考慮しない
  • ポイントはすべてAmazon.co.jpの利用で獲得したものとする
  • ポイントの使い道はSafeKey対象加盟店での支払い充当とする(今回はAmazon.co.jpでの支払い充当とする)

結論

アメックスグリーンをAmazon.co.jpの利用のみと仮定した場合の損益分岐点利用額は次のとおりです。

メンバーシップ・リワードのみの場合

4,400,000円/年 = 366,667円/月のカード利用が必要です。

メンバーシップ・リワード・プラスに登録している場合

1,100,000円/年 = 91,667円/月のカード利用が必要です。

この金額分をカードで支払えば、獲得したポイントでカードの年会費を相殺できます。

損益分岐点の意味と重要性

クレジットカード利用者の視点から見た損益分岐点は、年会費とカード利用から得られるポイントのバランスを指します。年会費が一定である一方、獲得できるポイントはカードをどれだけ利用するかによって変動します。

この損益分岐点とは、年会費をポイントで補うために必要なカード利用額、つまり「年間でカードをいくら使えば年会費以上のポイントを得られるか」のラインを指します。

このラインを超えると、カード利用者はポイントの恩恵を受け、年会費を上回る価値を得られます。しかし、このラインを下回ると、年会費が無駄になり、カードの利用が損です。

この損益分岐点を知ることは、クレジットカードの選択や利用計画を立てる上で重要です。自分のカード利用状況を把握し、適切なカードを選ぶことで、年会費以上の価値を確実に得られます。

まっちゃ
まっちゃ

アメックスはいわゆるT&Eカードなので、損益分岐点だけでなく、その他の魅力もあることに注意してください。

アメックスグリーンの年会費

メンバーシップ・リワード・プラスに
参加していない場合

  • 13,200円(税込み)

メンバーシップ・リワード・プラスに
参加している場合

  • 16,500円(税込み)

アメックスグリーンは、2022年9月28日にリニューアルし、従来の年会費制から月会費制へと変更されました

僕はこのリニューアルのタイミングで入会を決めました。サブスクサービスに慣れている世代にはとっては効果的なリニューアルだったのかもしれません。

以前は13,200円(税込)の年会費が必要でしたが、現在は1,100円(税込)の月会費制となっています。これを12か月間で合計すると年間13,200円です。つまり、支払う会費に変更はないということです。

まっちゃ
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実は「アメックス・グリーン」という名称は今までは俗称でしたが、今回のリニューアルで正式に「アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード」という名称に変更されました。

通常のポイント還元率


通常ポイント還元率

  • 1%

メンバーシップ・リワード・プラスの
ポイント還元率

  • 3% (1% + 2%)

アメックスグリーンカードの通常ポイント還元率は1%です。アメックスグリーンカードでAmazon.co.jpの決済をした場合、100円の利用ごとに1ポイント貯まります。

メンバーシップ・リワード・プラスのポイント還元率


通常ポイント還元率

  • 1%

メンバーシップ・リワード・プラスの
ポイント還元率

  • 3% (1% + 2%)

メンバーシップ・リワード・プラスに参加した場合のポイント還元率は3%です。

アメックスのカードでは、「メンバーシップ・リワード・プラス」というオプションのプログラムを提供しています。

このプログラムに参加するには年間3,300円の参加費を支払う必要がありますが、これによってポイントの有効期限が無期限になったり、ポイント移行やポイント交換レートが大幅に上昇します。

メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、Amazon.co.jpでの購入に対して獲得できるポイントが3倍に倍増します。
(正確には通常ポイント1ポイント + ボーナスポイント2ポイントの合計で3ポイントです)

まっちゃ
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3倍です。2倍ではありません。

メンバーシップ・リワード・プラスを含めた年会費

メンバーシップ・リワード・プラスに
参加していない場合

  • 13,200円(税込み)

メンバーシップ・リワード・プラスに
参加している場合

  • 16,500円(税込み)

メンバーシップ・リワード・プラスの参加費を含めたアメックス・グリーンの年会費は16,500円です。

1,100円(月会費) x 12か月 + 3,300円(メンバーシップ・リワード・プラス参加費) = 16,500円

つまりひと月あたりの費用は16,500円 / 12か月 = 1,375円です。

メンバーシップ・リワードの場合の損益分岐点

メンバーシップ・リワードの場合の損益分岐点カード利用額は、年間に4,400,000円すなわち月に366,667円です。

では、アメックス・グリーンでメンバーシップ・リワード(通常のポイントプログラム)を利用する場合の損益分岐点の計算を詳細に見ていきましょう。

アメックス・グリーンの年会費は13,200円、つまり1,100円/月です。一方で、Amazon.co.jpでの購入に限った場合のメンバーシップ・リワードのポイント還元率は1%で、これは100円の購入ごとに1ポイントが貯まることを意味します。

そして、これらのポイントはAmazon.co.jpの支払いに充当でき、その際のポイント交換レートは1ポイント=0.3円です。

これらの情報を基に、年間で何円の購入をすれば年会費を回収できるか(すなわち、損益分岐点はどのくらいか)を計算します。

まず、年会費をポイントで換算すると、13,200円 / 0.3円/ポイント = 44,000ポイント。つまり、年会費を回収するためには年間で44,000ポイントを貯める必要があります。

そのためには、44,000ポイント x 100円 / 1ポイント = 4,400,000円のカード利用が必要です。これを月当たりの利用額に換算すると、4,400,000円/12か月 = 366,667円です。

これがアメックス・グリーンの年会費を回収するための損益分岐点カード利用額です。

つまり、年間で4,400,000円以上すなわち月間で366,667円以上Amazon.co.jpを利用する場合、年会費分以上のポイントが還元され、アメックス・グリーンを利用するメリットが出てきます。

まっちゃ
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あまり現実的な利用学とは言えないかも知れません。

メンバーシップ・リワード・プラスの場合の損益分岐点

メンバーシップ・リワード・プラスの場合の損益分岐点カード利用額は、年間に1,100,000円すなわち月に91,667円です。

メンバーシップ・リワード・プラスの追加費用を考慮に入れた上で、どれくらいの利用金額が必要となるのか、詳しく解説します。

メンバーシップ・リワード・プラスに参加している場合の損益分岐点カード利用額は年間で1,100,000円です。これは全体の費用(年会費13,200円 + メンバーシップ・リワード・プラス参加費3,300円 = 16,500円)を回収し、さらにポイントを積み上げるための損益分岐点です。

この計算は、メンバーシップ・リワード・プラスに参加することで、Amazon.co.jpなどの対象加盟店でのポイント還元率が3倍になるという特典に基づいています​。

また、Amazon.co.jpでの支払いに充当する際のポイント交換レートは、1ポイント=0.5円です。

まっちゃ
まっちゃ

Amazon.co.jpでの支払い充当でのポイント交換レートはAmexのマイアカウントページ「ポイントでお支払い」から確認できました。

具体的には、全体の費用をポイントで表すと、16,500円/0.5円/ポイント = 33,000ポイント

年間でこの33,000ポイントを貯めることで全体の費用を回収できます。そのためには、33,000ポイント / 3ポイント / 100円 = 1,100,000円のカード利用が必要です。

つまり、年間で1,100,000円以上、月間で91,667円以上Amazon.co.jpを利用する場合、年会費分以上のポイントが還元され、メンバーシップ・リワード・プラスを利用するメリットが出てきます。

まとめ

メンバーシップ・リワードとメンバーシップ・リワード・プラスの損益分岐の比較

この記事では、アメックスグリーンカードをAmazon.co.jpの利用のみと仮定した場合の月会費(年会費)の損益分岐点について解説しました。

通常のポイント還元率のみを考える場合と、メンバーシップ・リワード・プラスの加入を考慮した場合のそれぞれの損益分岐点を計算した結果、損益分岐点カード利用額は次のようになりました。

メンバーシップ・リワードのみの場合

年間に44,000ポイントを獲得する必要があります。すなわち、4,400,000円/年 = 366,667円/月のカード利用が必要です。

メンバーシップ・リワード・プラスに登録している場合

年間に33,000ポイントを獲得する必要があります。メンバーシップ・リワード・プラスでは100円の利用につき3ポイントが還元されることを考慮すると、年間に33,000ポイントを獲得する必要があります。

すなわち、1,100,000円/年 = 91,667円/月のカード利用が必要です。

Amazon.co.jpの利用に限って損益分岐点カード利用額を考えると、そこそこの金額を利用しなければいけないことがわかりました。

しかしながら、アメックスの魅力はポイントだけでなく、プライオリティ・パスが付いてきたり、限定イベントに参加できたりと、金銭的なお得感よりエクスクルーシブな体験やラグジュアリー体験が得られたりなど、損益分岐点だけでは語れない魅力があります。

さらに、アメックスカードのポイントの使い道でおすすめなのは、マイルへの交換です。

メンバーシップ・リワード・プラスに参加していれば、ANAのマイルに交換時は1,000ポイント=1,000マイルで交換が可能に

ですので、基本的にはポイントの使い道はカードの支払充当ではなく、ANAのマイルに交換して、ビジネスクラスやファーストクラスなどに利用して快適な空の旅に利用するのがよいというのが個人的な意見ですね。

まっちゃ
まっちゃ

記事になにかまちがいや誤解がありましたら、お気軽にご指摘ください。

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