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2023年9月22日金曜日、USB-C端子を搭載したAirPodsがついに発売されました。初代AirPods Proを使い始めてはや4年目。第2世代が発表されたときに購入しようかと心が揺れましたがなんとか我慢できました。
長年付き合ってきたLightning端子とはお別れのときです。
- 会話感知
- 音質の向上
- 大きな音の低減
- 適応型オーディオ
- USB-C充電ケーブル
- パーソナライズされた音量
- Apple H2ヘッドフォンチップ
- 上下にスワイプして音量を調節
- 再生可能時間と通話可能時間の増加
- Bluetooth 5.3ワイヤレステクノロジー
- シリコーン製イヤーチップ(4サイズ:XS、S、M、L)
- MagSafe充電ケース(USB-C)に搭載されたApple U1チップ
- 本体と充電ケースのさらなる防塵性能と耐汗耐水性能(IP54)
- スピーカーを搭載したストラップループ付きMagSafe充電ケース
- パーソナライズされた空間オーディオと、ダイナミックヘッドトラッキング
AirPods Pro初代と比較すると、第2世代は多くの点で進化しています。初代AirPods Proからの買い替えはかなり多くのメリットがあり、USB-Cが搭載されたこの機会に購入を推奨します。
耳に装着した瞬間、ノイズキャンセリングの機能強化を実感。さらには音質の向上により、今まで聞こえなかった楽器の音まで聴こえるように。初代からの買い替えは間違いなくオススメの選択です。
購入以前にUSB-CではないAirPods Pro 第2世代を試聴したことがありました。その時点ですでに「あぁ…これは初代からすぐにでも買い替えたい…」と思っていたのですが、USB-C搭載版が出るまで我慢して正解でした。
円安で購入価格が高騰しているのがつらいですが、あなたのミュージックライフのクオリティが向上すること間違いないので、無理をせず必ず購入してください。
詳細なレビューに入る前に、AirPods Pro 第2世代 USB-Cがおすすめの人、おすすめできない人とメリット、デメリットをまとめたので参考にご覧ください。
おすすめする人
- AirPods Pro 初代からの買い替えを検討している人
- 初めてAirPods Proを購入する人
- Apple製品をUSB-C対応製品で統一したい人
おすすめしない人
- AirPods Pro 第2世代 Lightningを持っている人
- AirPods Pro 初代で十分に満足している人
- Lightningが好きな人
もくじ 非表示
- スペック
- AirPods Pro 初代とAirPods Pro 第2世代 USB-Cのスペック比較
- AirPods Pro 第2世代 USB-C 開封レビュー
- 外箱
- 本体デザイン
- ついにやってきたUSB-C
- 充電ケースにスピーカー搭載
- ストラップループ搭載
- 初代AirPods ProとAirPods Pro 第2世代 USB-C のデザインの違い
- 重量は少し増加している
- ノイズキャンセリングの機能向上
- ノイズキャンセリングの機能向上
- 音質向上はすぐに分かる
- ステムで音量調整できるようになった
- AirTagとおさらば
- 充電ケースにスピーカー搭載
- 4種類の充電方法に対応
- AirPods Pro 第2世代 USB-C の良かった点【メリット・リアルな口コミ評判】
- AirPods Pro 第2世代 USB-C の気になった点【デメリット・リアルな口コミ評判】
- AirPods Pro 第2世代 USB-Cはこんな人におすすめ
- AirPods Pro 第2世代 USB-C についてよくある質問【FAQ】
- AirPods Pro 第2世代 USB-C レビュー|初代AirPods Pro から着実に進化
スペック
イヤホン本体
- 高さ:30.9 mm、幅:21.8 mm、厚さ:24.0 mm
- 重量:5.3 g
充電ケース
- 高さ:45.2 mm、幅:60.6 mm、厚さ:21.7 mm
- 重量:50.8 g
イヤホン本体サイズ | 30.9 mm x 21.8 mm x 24.0 mm |
イヤホン本体重量 | 5.3 g |
充電ケースサイズ | 45.2 mm x 60.6 mm x 21.7 mm |
充電ケース重さ | 50.8 g |
チップ | Apple H2ヘッドフォンチップ MagSafe充電ケース(USB-C)に搭載されたApple U1チップ |
コントロール | 上下にスワイプして音量を調節 |
耐汗・耐水 | 防塵性能と耐汗耐水性能(IP54):AirPods Proと充電ケース |
オーディオテクノロジー | ・専用の高偏位Appleドライバ ・専用のハイダイナミックレンジアンプ ・適応型オーディオ ・アクティブノイズキャンセリング ・外部音取り込みモード ・会話感知 ・パーソナライズされた音量 ・大きな音の低減 ・均圧のための通気システム ・パーソナライズされた空間オーディオと、ダイナミックヘッドトラッキング ・アダプティブイコライゼーションApple H2ヘッドフォンチップ |
外部音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(Appleデバイス間のみ) |
Bluetooth | Bluetooth 5.3ワイヤレステクノロジー |
センサー | ・デュアルビームフォーミングマイク ・内向きのマイク ・肌検出センサー ・動きを感知する加速度センサー ・音声を感知する加速度センサー ・タッチコントロール |
バッテリー | AirPods Pro ・最大6時間の再生時間(空間オーディオとヘッドトラッキングを有効にした場合は最大5.5時間) ・最大4.5時間の連続通話時間 AirPods ProをMagSafe充電ケース(USB-C)と使用した場合 ・最大30時間の再生時間 ・最大24時間の連続通話時間 ・充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生時間、または約1時間の連続通話時間 |
充電ケース | ・ストラップループ付き ・内蔵スピーカー ・Apple U1チップ |
充電方法 | ・USB-Cコネクタ ・MagSafe充電器 ・Apple Watchの充電器 ・Qi規格の充電器 |
音声アシスタント | Siri |
イヤーチップ | シリコーン製イヤーチップ(4サイズ:XS、S、M、L) |
同梱物 | ・AirPods Pro本体 ・スピーカーを搭載したストラップループ付きMagSafe充電ケース(USB-C) ・シリコーン製イヤーチップ(4サイズ:XS、S、M、L) ・USB-C充電ケーブル ・マニュアル |
価格 | 39,800円(税込) |
スペックは初代AirPods Proから大きく進化しています。
ノイズキャンセリングの性能向上や音質の向上はもちろんのこと、タッチコントロールで音量を調整できるようになったのが、個人的にはかなりうれしいポイント。
曲によって若干音量が違ったりするので、端末を触ることなく音量調整ができるようになるのは、地味ながらも大きくストレスを軽減できました。
イヤホンだけで音量調整できるようになったのが一番うれしい。
AirPods Pro 初代とAirPods Pro 第2世代 USB-Cのスペック比較
AirPods Pro 第2世代 USB-C | AirPods Pro 初代 | |
---|---|---|
イヤホン本体サイズ | 30.9 mm x 21.8 mm x 24.0 mm | 30.9 mm x 21.8 mm x 24.0 mm |
イヤホン本体重量 | 5.3 g | 5.4 g |
充電ケースサイズ | 45.2 mm x 60.6 mm x 21.7 mm | 45.2 mm x 60.6 mm x 21.7 mm |
充電ケース重さ | 50.8 g | 45.6 g |
チップ | ・Apple H2ヘッドフォンチップ ・MagSafe充電ケース(USB-C)に搭載されたApple U1チップ | H1ヘッドフォンチップ |
コントロール | 上下にスワイプして音量を調節 | 感圧センサーによるコントロール |
耐汗・耐水 | 防塵性能と耐汗耐水性能(IP54):AirPods Proと充電ケース | 耐汗耐水性能(IPX4):AirPods Proのみ |
オーディオテクノロジー | ・専用の高偏位Appleドライバ ・専用のハイダイナミックレンジアンプ ・適応型オーディオ ・アクティブノイズキャンセリング ・外部音取り込みモード ・会話感知 ・パーソナライズされた音量 ・大きな音の低減 ・均圧のための通気システム ・パーソナライズされた空間オーディオと、ダイナミックヘッドトラッキング ・アダプティブイコライゼーション | ・専用の高偏位Appleドライバ ・専用のハイダイナミックレンジアンプ ・アクティブノイズキャンセリング ・外部音取り込みモード ・均圧のための通気システム ・ダイナミックヘッドトラッキングを持った空間オーディオ ・アダプティブイコライゼーション |
外部音取り込み機能 | 対応 | 対応 |
マルチポイント | 対応(Appleデバイス間のみ) | 対応(Appleデバイス間のみ) |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.0 |
センサー | ・デュアルビームフォーミングマイク ・内向きのマイク ・肌検出センサー ・動きを感知する加速度センサー ・音声を感知する加速度センサー ・タッチコントロール | ・デュアルビームフォーミングマイクロフォン ・内向きのマイクロフォン ・デュアル光学センサー ・動きを感知する加速度センサー ・音声を感知する加速度センサー ・感圧センサー |
バッテリー | AirPods Pro ・最大6時間の再生時間(空間オーディオとヘッドトラッキングを有効にした場合は最大5.5時間) ・最大4.5時間の連続通話時間 AirPods ProをMagSafe充電ケース(USB-C)と使用した場合 ・最大30時間の再生時間 ・最大24時間の連続通話時間 ・充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生時間、または約1時間の連続通話時間 | AirPods Pro ・最大4.5時間の再生時間(アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードをオフにした場合は最大5時間) ・最大3.5時間の連続通話時間 AirPods Pro(ワイヤレス充電ケース付き) ・24時間以上の再生時間 ・18時間以上の連続通話時間 ・充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生時間、または約1時間の連続通話時間 |
充電ケース | ・ストラップループ付き ・内蔵スピーカー ・Apple U1チップ | Qi規格の充電器とLightningコネクタに対応 |
充電方法 | ・USB-Cコネクタ ・MagSafe充電器 ・Apple Watchの充電器 ・Qi規格の充電器 | ・Qi規格の充電器 ・Lightningコネクタ |
音声アシスタント | Siri | Siri |
イヤーチップ | シリコーン製イヤーチップ(4サイズ:XS、S、M、L) | シリコーン製イヤーチップ(3サイズ:S、M、L) |
同梱物 | ・AirPods Pro ・スピーカーを搭載したストラップループ付きMagSafe充電ケース(USB-C) ・シリコーン製イヤーチップ(4サイズ:XS、S、M、L) ・USB-C充電ケーブル ・マニュアル | ・AirPods Pro ・Wireless Charging Case ・シリコーン製イヤーチップ(3サイズ:S、M、L) ・Lightning – USB-Cケーブル |
価格 | 39,800円(税込) | 発売時:30,580円 新価格:38,800円 |
とても細かい話ですが、AirPods Pro 初代は2種類存在します。
初代の初期モデル「MWP22J/A」と初代のリニューアルモデル「MLWK3J/A」の2種類です。上記表のAirPods Pro 初代は「MLWK3J/A」のスペックです。
僕が使っていたのはMWP22J/Aで、リニューアルモデルとの違いはMagSafe充電に対応しているかという点で、それ以外に大きな違いはありません。
AirPods Proは初代を発売後すぐに購入しました。修理プログラムの対象になるなどの問題もありましたが、僕の音楽体験を大きく変えてくれた最高の製品でした。
- 音質の向上
- ノイズキャンセリング性能の向上
- Bluetoothのバージョンアップで通信速度や通信範囲などの性能が向上
- タッチコントロールでイヤホン単体でも音量調整が可能に
- バッテリー性能が向上して連続使用可能時間が伸びた
- U1チップ搭載でAirPods Pro ケース単体で「探す」に対応
- USB-C で充電可能に
スペック比較表でハイライトされた部分を見ての通り、AirPods Pro 第2世代 USB-Cは初代から多くの部分で改良が施されたモデルになっていることがわかります。
AirPods Pro 第2世代 USB-C 開封レビュー
初代AirPods Pro から大きな進化を遂げたAirPods Pro USB-Cをさっそく開封して使っていきます。
外箱
いつも通りのAppleの箱。注文してから商品が届いて、箱を開けるときまでが興奮のピークというのはここだけの話。
AirPods Pro 第2世代 USB-CではついにUSB-C端子が搭載され、USB-C to USB-Cの充電ケーブルが同梱されています。充電ケーブルは以前までのビニール素材ではなく、ファブリック素材になりました。これによりケーブルがちぎれにくくなることと、高級感が増すのがうれしいですね。
Mサイズのイヤーチップがデフォルトで本体についていて、残りのXS、S、Lサイズのイヤーチップが同梱されています。
- AirPods Pro本体
- スピーカーを搭載したストラップループ付きMagSafe充電ケース(USB-C)
- シリコーン製イヤーチップ(4サイズ:XS、S、M、L)
- USB-C充電ケーブル
- マニュアル
本体デザイン
AirPods Pro 第2世代 USB-Cの見た目は初代とほとんど変わりません。遠目で見てもどちらがどちらの世代のAirPods Pro なのかを判別するのは難しいです。
ついにやってきたUSB-C
「iPhoneだけだよ!」と10年以上言われ続けたライトニング端子。ついにそのライトニング端子ともお別れのときです。iPhone 15の登場にあわせてAirPods Proの充電端子もUSB-Cに変わりました。
これでAppleの主要製品はすべてUSB-Cに対応しましたね。
充電ケースにスピーカー搭載
AirPods Pro 第2世代でケースにスピーカー搭載されたので、充電時にチーンと音が鳴ります。
「探す」アプリを使って音を鳴らすときもこのスピーカーからビープ音が鳴ります。
ストラップループ搭載
ストラップホールの搭載により、本体にケースを装着しなくてもストラップをつけられるようになりました。
裸のままで落とすとイヤホンが飛び散るので、僕はケースを付ける派です。使っているケースはこの製品です。
初代AirPods ProとAirPods Pro 第2世代 USB-C のデザインの違い
イヤホン本体のデザインに変化はほとんどありません。センサー類(?)の位置が変わってイヤホン上部に移動したくらいしか2つのAirPods Proを見分ける方法がありません。
気のせいかもしれませんが、イヤホン本体かケースの形状が変わったからなのか、イヤホンがケースから取り出しやすくなった気がします。
重量は少し増加している
イヤホン本体は0.1g、充電ケースは5.2g重量が増加しています。いずれも使用感に変化があるほどの重量増減ではないので、購入の際に気にする必要はないでしょう。
AirPods Pro 第2世代 USB-C | AirPods Pro 初代 | |
---|---|---|
イヤホン本体重量 | 5.3 g | 5.4 g |
充電ケース重さ | 50.8 g | 45.6 g |
卵1個くらいの重さなので、スッとポケットに入れて、スッと取り出して音楽を聴く。そんなAirPods Proの手軽さは健在です。
ノイズキャンセリングの機能向上
初代と比べて最大2倍のアクティブノイズキャンセリング機能。
この言葉に誇張はないと思います。耳に装着した瞬間に広がる静寂の世界。初代とは静寂の程度が明らかに異なります。
初代AirPods Proではエアコンが強風運転をしていたり、空気清浄機がマックスパワーで稼働していたりするときは、送風音や稼働音が若干聞こえていたのですが、第2世代 USB-Cではそれらの音がまったく聞こえません。
イヤホンをつけた瞬間に「すっ…(静寂)」と静寂の世界が訪れます。これは室内に限らず、道を歩いているときや、電車に乗っているときなど、あらゆる場面で簡単に静寂を召喚できます。
ノイズキャンセリングを切って、外部音取り込みモードにしたときにはきっと、外の世界がどれほど騒々しかったのかに気づくことになるでしょう。
AirPods Pro 第2世代 USB-C は、2024年初旬に発売予定のApple Vision Proと接続時にロスレスオーディを可能にします。これはAirPods Pro 第2世代 USB-C のみの機能で、Lightning搭載のAirPods Proは対応していません。
AirPods ProとApple Vision Proに搭載されたH2チップと、画期的なワイヤレスオーディオプロトコルを組み合わせて、オーディオのレイテンシを大幅に削減したパワフルな20ビット、48kHzのロスレスオーディオを可能にします。
ノイズキャンセリングの機能向上
AirPods Proといえば、アクティブノイズキャンセリング機能。この機能を初めて使ったときには感動したことを今でも覚えています。
AirPods Pro 初代の時点でかなり完成度の高いノイキャンでしたが、AirPods Pro 第2世代 USB-C のアクティブノイズキャンセリング機能は、初代と比べて最大2倍性能が向上しています。
実際使用してみると、体感で1.2倍から1.5倍ほどノイキャンの性能向上を感じられました。
イヤホンを耳に装着した瞬間、エアコンの風の音や地下鉄の駅特有の雑音、はたまた人の多い店の騒音も瞬時にかき消してくれます。
- エアコンの風の音
完全に消える - 話し声
ほとんど聞こえなくなる - 電車内の雑音
線路上の段差を通過するときや、新幹線車内の雑音は90%カットくらい - 道を歩くとき
車の接近音も聞こえなくなる。注意してください。
iOS 17の新機能で「適応型オーディオ」「会話感知」「パーソナライズされた音量」が利用可能になりました。
この新しいリスニングモードは、外部音取り込みモードとアクティブノイズキャンセリングを動的に組み合わせ、ユーザーの周囲の音にもとづいてノイズコントロールを調整します。先進的なコンピュテーショナルオーディオによって画期的な体験が可能になり、オフィスでの雑談や家の掃除機、近所のカフェの騒音などの気が散る雑音を減らしながら、ユーザーが周囲の様子を把握できるようになります。
Apple
同僚に手短に話しかける時でも、カフェでランチを注文する時でも、ユーザーが近くにいる人と話し始めると、会話感知がコンテンツの音量を下げ、ユーザーの目の前にいる人の声を大きくし、周囲のノイズを軽減します。
Apple
環境条件と音量の選択を理解するために機械学習を活用することで、パーソナライズされた音量の機能は時間をかけてユーザーの好みを学習し、それにもとづいてユーザーのリスニング体験を自動的に微調整します。
Apple
いずれの機能も僕の利用方法では必要性を感じなかったので、すべてオフにして使用しています。
音質向上はすぐに分かる
どんな曲を聞いても初代からの音質向上を聴き取れると思います。
細かい楽器の音が聴こえたり、全体的な音の深みが増したり、アニメの小さな効果音までクリアに聴こえたりするようになりました。
さすがに初代と比較して「すげーーーーーーーーーーーーー!」となるほどの音質向上ではありませんが、着実に、正統に、音質が向上していることは間違いありません。
ステムで音量調整できるようになった
今まではAirPods Proで音量を調整するにはiPhoneやMacなどで音量を調整する必要がありました。
AirPods Pro 第2世代では、イヤホンのステム部分をなぞるように触ることで、音量を調整できるようになりました。
この機能が地味に便利で、iPhoneが離れた場所にある状態で再生中の音楽の音量を変えたいと思っても、初代AirPods Proではそれができず、小さなストレスでした。
今はいつでもイヤホン本体だけで音量調整でき、操作上のストレスが1つ減りました。
AirTagとおさらば
AirPods Pro どこに置いたか忘れる問題を経験したことはありませんか?
僕はあります。外出先から戻ってきたらいつもどこにAirPods Proをしまったのかわからなくなってしまい焦ったことが何度かあります。
そんな僕は、AirPods ProのケースのストラップにAirTagを取り付けてなくしにくいようにしていました。
AirPods Pro 第2世代 USB-C ではもうそんなことをしなくても大丈夫。
本体にApple U1 チップが搭載されているので、アプリ「探す」であなたのAirPods Proの場所を特定できます。
充電ケースにスピーカー搭載
充電ケースにスピーカーが搭載され、「探す」アプリでの位置特定や、充電時に「チーン」と音がなるようになりました。
4種類の充電方法に対応
AirPods Pro 第2世代は次の4種類の充電法に対応しています。自身の環境に合わせて充電方法を選べるのは便利ですね。
- USB-C充電
- Qiワイヤレス充電
- MagSafe充電
- Apple Watch充電
AirPods Pro 第2世代 USB-C の良かった点【メリット・リアルな口コミ評判】
AirPods Pro 第2世代 USB-C の良かった点【メリット・リアルな口コミ評判】を簡単にまとめると次のとおりです。
- 音質の向上
- ノイキャン性能の向上
- USB-C充電対応
- U1チップ搭載
- デバイスへの接続が速くなった
イヤホンの主な役割はなんといっても音楽を聴くことですよね。このいちばん重要な体験の質を向上させてこそのイヤホンです。
初代AirPods Proと比較すればすぐに分かるくらい、音の明瞭さや深みが増していて、今までは聴こえなかった音が聴こえるようになる感動をぜひ味わってください。
初代AirPods Proでもノイキャンの性能は他社と比較しても優れたものでしたが、第2世代ではその性能をさらに向上させています。
第2世代のノイキャン性能を体感すると初代の性能では満足できなくなること間違いなし。
なんといってもこの変化が1番の魅力ではないでしょうか。USB-Cケーブル1本あればAppleの主要製品はすべて充電できるようになりました。
これで何本もケーブルを持ち歩く生活とはおさらばです。
ケースにU1チップが搭載されたおかげで、ケースがどこにいったかわからなくなっても探し出せるようになりました。
僕は今まで初代AirPods Proを使っていたときは、ケースにAirTagを取り付けてなくしにくいようにしていましたが、U1チップのおかげで持ち物をまた1つ減らせそうです。
Bluetoothのバージョンアップのおかげもあって、イヤホンを耳に装着したらiPhoneやMacと即時に接続されます。
特にMacに関しては、初代と比較して体感速度で2倍くらい早く接続されるようになった感じがしますね。
AirPods Pro 第2世代 USB-C の気になった点【デメリット・リアルな口コミ評判】
AirPods Pro 第2世代 USB-C の良かった点【デメリット・リアルな口コミ評判】を簡単にまとめると次のとおりです。
- 値段が高い
- 仰天するような機能追加がなかった
- めちゃくちゃ高音質というわけではない
昨今の円安の影響もあり、Apple製品全体の価格高騰しており、AirPods Pro 第2世代 USB-C の価格は39,800円(税込み)で販売されています。
初代AirPods Pro発売時の価格が27,800円(税込み)と第2世代は初代からなんと12,000円も値上げしています。パーセンテージにして約43%の値上げ。
初代AirPods Pro発売月である2019年10月の米ドル/円の終値が108.00円で、AirPods Pro 第2世代 USB-Cの発売月である2023年9月の終値が149.64円でした。
Appleファンとしては円安が大変つらい😭
初代iPhoneが発表されたときや、iPhone 5が発売されたとき、MacBook Airが発売されたときのような興奮や感動はなく、このAirPods Pro 第2世代 USB-C は各機能を堅実に進化させた、AirPods Proの終着点的な製品だと言えるでしょう。
約4万円出せば、AirPods Proより高音質のイヤホンはあると思います。ただ、一部のオーディマニアを除き、多くの人はAirPods Proで十分に満足できることは言うまでもないでしょう。
AirPods Proの良さは、音質ではなく、Appleデバイス間でのコネクティビティやノイズキャンセリングなど、実用面での魅力ではないでしょうか。
デバイス間の切り替えの容易さや速度は他の製品では代えがたい魅力です。
AirPods Pro 第2世代 USB-Cはこんな人におすすめ
初代と比較して大幅に機能が強化されたAirPods Pro 第2世代 USB-Cをおすすめする人とおすすめしない人に分けて紹介します。
おすすめする人
- AirPods Pro 初代からの買い替えを検討している人
- 初めてAirPods Proを購入する人
- Apple製品をUSB-C対応製品で統一したい人
おすすめしない人
- AirPods Pro 第2世代 Lightningを持っている人
- AirPods Pro 初代で十分に満足している人
- Lightningが好きな人
AirPods Pro 初代を持っていて、そろそろ買い替えたいと思っていた人にAirPods Pro 第2世代 USB-Cは間違いなくオススメです。
逆にすでにAirPods Pro 第2世代 Lightningを持っている人や、USB-Cを搭載したApple製品を持っていない人にはあまりおすすめしません。
AirPods Pro 第2世代 USB-C についてよくある質問【FAQ】
AirPods Pro 第2世代 USB-C の購入を考えるときによくある質問を3つまとめました。
- 初代AirPods ProからAirPods Pro 第2世代 USB-C に買い替えるべきか
- はい、買い替えるべきです。
- AirPods Pro 第2世代 Lightning からAirPods Pro 第2世代 USB-C に買い替えるべきか
- いいえ、その2つの大きな違いはUSB-C くらいでなので、約4万円で買い替えるほどの価値はないと思います。
- 約4万円の価値はありますか?
- 僕はあると思います。外出するときは必ず使っていますし、騒音が苦手なので、ノイズキャンセリング機能にはいつも助けられています。
AirPods Pro 第2世代 USB-C レビュー|初代AirPods Pro から着実に進化
AirPods Pro 第2世代 USB-C
総合評価
メリット
- 音質の向上
- ノイキャン性能の向上
- USB-C充電対応
- U1チップ搭載
- デバイスへの接続が速くなった
デメリット
- 値段が高い
- 仰天するような機能追加がなかった
- めちゃくちゃ高音質というわけではない
AirPods Pro 第2世代 USB-C のレビューでした。初代AirPodsから第2世代、さらには第2世代 USB-C、と着実に機能面で進化してきました。
初代からの買い替えを検討している人は間違いなく購入推奨です。
あなたの音楽ライフの質が向上すること間違いなし!