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エル・プサイ・コングルゥ。まっちゃ (@animistz_) です。
今回紹介するSOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、約1.4万円という中価格帯ながらもMEMSドライバーを搭載し、この価格帯からは想像できないほどの高解像度でクリアな音を実現している完全ワイヤレスイヤホンです。
MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーの組み合わせにより、繊細な音のディテールを再現し、特に高音域の解像度が高価格帯イヤホンに引けを取らない実力を発揮します。
僕が普段使用しているApple AirPods Proとの比較も交えながら、普段の生活でCapsule3 Pro+を使用してみて感じたメリットやデメリット、使用感について詳しくレビューし、その実力をひもといていきます!
SOUNDPEATSより製品を提供いただいて記事を作成しています。
SOUNDPEATSから5%OFFクーポンをいただきましたので、ぜひご活用ください。
- クーポンコード: CP3PL8PRM44
- 対象商品:SOUNDPEATS Capsule3 Pro+
- 2024年8月23日月曜日00:00から2024年9月23日木曜日23:59まで有効
- Amazonのクーポンと併用可能
総合評価
- コストを抑えつつ高音質のイヤホンが欲しい人
- コスパの高い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 予算1.5万円で高音質な完全ワイヤレスイヤホンを探している人
製品紹介映像
VGP2024 SUMMER金賞&コスパ大賞を受賞
Capsule3 Pro+は「VGP2024 SUMMER」でコスパ大賞とBluetooth完全ワイヤレスイヤホン/ノイズキャンセリング(1.2万円以上1.5万円未満)部門で金賞を受賞しています。
「VGP2024 SUMMER」では、オーディオビジュアル機器の魅力を熟知した評論家と全国の有力販売店による、プロの厳正なる審査によって、“絶対買い”のプロダクトが選出されています。
プロも認めるコスパの高さ!
スペック
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
Bluetoothプロファイル | HSP, HFP, A2DP, AVRCP |
最大持続時間(単体)※60%音量 | 6.5時間 |
最大持続時間(本体)※60%音量 | 43時間 |
重量 (単体) | 5g |
重量 (本体) | 48g |
サイズ (イヤホン単体) | 33.57×21.53×25.61mm |
サイズ (ケース込み) | 50.07×67.31×25.9mm |
充電時間 (イヤホン単体) | 1.5時間 |
充電時間 (ケース) | 2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
内蔵マイク | 片側3基 |
Adaptive ANC | 対応(最大-45dB低減) |
通話用(ENC)ノイズキャンセリング | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
風ノイズ低減 | 対応 |
ゲームモード | 対応(70ms 低遅延) |
専用アプリ | PeatsAudio |
防水性能 | IPX4 |
通常価格 | 13,880円 |
発売日 | 2024年7月11日 |
内容物
外箱はSOUNDPEATSのロゴタイプやロゴ、製品名「Capsule3 Pro+」部分が箔押し加工されていて高級感のある仕上がりになっています。
以前紹介したSOUNDPEATSの「Space」とは異なり、Capsule3 Pro+はより高級感がある外箱で、磁石が埋め込まれた開閉機構やステッカーの付属など、細部にこだわりを感じられます。
イヤホンを手に取る前から箱の質感やパッケージングの細部にわたる丁寧な仕上げが、特別感を演出し、開封する瞬間からワクワク感を高めてくれますね。
購入したガジェットは届いてから開封するまでが興奮のピーク(?)
内容物は次の6点です。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- S・M・Lイヤーピース(Mサイズは初期装着)
- USB Type-C充電ケーブル
- 取扱説明書
- ステッカー
ステッカーに写っているパンダのマスコットキャラクターは、PEATS(ピーツ)くんという名前で、SOUNDPEATSのサウンドデザイナー最高責任者です。
本体デザイン
充電ケースの表面はマット仕上げで、滑らかな質感と落ち着いた光沢が高級感を醸し出しています。全体的なカラーはブラックで、内側から外側に広がる部分には落ち着いたグレーを配色することでシックな印象を受けます。
内側のグレーのプラスチックを触ってみると、若干チープに感じますが、普段はケースの内側なのでさほど気になりません。
正面の ‘Hear Your Imagination’ や裏面のロゴには派手すぎない上品なゴールドを使い、控えめながらも高級感が演出されたアクセントが加えられています。
この文字は無くしてよりシンプルにして欲しいですね。
マット仕上げのせいで指紋がつきやすく、汚れが目立ちやすい
充電端子はUSB Type-Cに対応しており、その隣にはリセットボタンが配置されています。
ワイヤレス充電には非対応です
ハウジング部分も充電ケースと同様に、全体的にマット仕上げでしっとりとした質感が高級感を演出しています…と言いたいところですが、ハウジングのパーツ同士のつなぎ目が目立っていたり、その触り心地だったりは価格相応の質感です。
ゴールドのタッチセンサー部分で若干の高級感は出ていますが、その対比もあってかプラスチック部分の安っぽさが際立ってしまっていると思います。
形状は一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同様に、ハウジング部分とステム部分で構成されています。普段から同様の形状の完全ワイヤレスイヤホンを使っている人であれば、操作や装着方法が直感的にわかるでしょう。
充電端子部分の金属もゴールドに統一されていれば、全体的により一体感が生まれたかもしれません。現状では少しだけデザインの統一感が欠けているように感じます。
Capsule3 Pro+の重量は一般的な完全ワイヤレスイヤホンと比較して平均的な重量です。以下の表で、Capsule3 Pro+と他社の人気完全ワイヤレスイヤホンの重量を比較してみましょう。
製品名 | 本体重量(イヤホン込み) | 充電ケース重量 | イヤホン重量(ペアで) |
---|---|---|---|
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ | 50g | 40g | 10g |
Apple AirPods Pro(第2世代) | 61.4g | 50.8g | 10.6g |
Anker Soundcore P40i | 58g | 48g | 10g |
Capsule3 Pro+は一般的な完全ワイヤレスイヤホンと比較して若干軽量ですが、顕著な違いはありません。
イヤホンを耳に装着しても重さをほとんど感じることはなく、通勤や通学、スポーツする時に長時間使用しても、重量による疲れは感じにくいでしょう。
MEMSドライバーと12mmダイナミック型ドライバーで高音質を実現
Capsule3 Pro+は、MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーを組み合わせた「ハイブリッドドライバー」を採用しています。
それぞれのドライバーが互いに得意な音域でその力を発揮して、全体として優れたサウンドを届けてくれます。
高音域では、xMEMS製の「Cowell」MEMSドライバーが活躍し、高音域の再生周波数帯域が広がることにより、音のゆがみが抑えられます。
このMEMSドライバーは、わずかな製造誤差と優れた位相特性の特徴を持っていて、空間表現や音質設計の自由度の高さを実現しています。
実際に高音域が特徴的な曲を聞いてみると、1万円台のイヤホンとは思えないほど高音域でのサウンドの解像度が高く、上質な音場の広がりを感じられました。
よく聴いていた曲から初めて聴こえたサウンドもありました。
一方、中低音域には12mm径のバイオセルロース製ダイナミックドライバーを使用し、振幅の大きさを生かした豊かな低音と迫力のあるサウンドを実現しています。
この12mmダイナミックドライバーのおかげで、曲の中に含まれているちょっとした低音も音として感じられます。
いままで使っていたイヤホンでは聴き取ることのできなかった音までもが聴こえるようになり、まるで初めてこの曲を聞いたのではないかと感じるほどの感動を味わえました。
AirPods Proでは聴こえなかったサウンドが聴こえた!
この両者の組み合わせにより、Capsule3 Pro+は高音域のクリアさと低域の深みを兼ね備えた、質の高いサウンドを耳に届けてくれます。
さらに、最先端のパワーアンプチップ「XAA-2000 Aptos」が、MEMS ドライバーの可能性を引き出してくれます。
このチップが高効率・低ゆがみ・高出力でMEMSドライバーの性能を最大限に引き出し、低消費電力でありながら高品質なサウンドを生み出してくれるんですね。
価格以上に満足できる音質
ノイキャンはApple AirPods Proに匹敵!?
Capsule3 Pro+は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)にハイブリッド方式を採用しています。
このシステムでは、左右のイヤホンそれぞれに2つのマイクが配置され、周囲のノイズを正確に検知し、ノイズキャンセリング効果をリアルタイムで調整します。
さらには、周囲の雑音や装着状態、耳の形状に応じた最適なキャンセリングが可能です。
Capsule3 Pro+には、ノーマルモード、パススルーモード、ANCモードの3つのモードが搭載されていて、特にANCモードは非常に高性能で、電車内の雑音や話し声、自動車の通過音なども効果的にキャンセルしてくれます。
その一方で、キーボードのタイピング音や風切り音といった高音域のノイズについては、完全にはキャンセルできていないと感じました。この点に関してはAirPods Proに軍配が上がります。
このような状況では、ANCモードではなく、ノーマルモードに切り替えて使うという選択肢も入ってきます
比較として、同じ環境でCapsule3 Pro+とAirPods Pro(第2世代)のANC性能をテストしてみましたが、両者に顕著な性能差は見られませんでした。
価格が2倍以上のAirPods Proと比較してここまで性能が追いついているのは、SOUNDPEATSの努力のたまものですね。
安価なイヤホンにありがちななんちゃってノイズキャンセリングと違って、Capsule3 Pro+のノイズキャンセリングは耳の負担も少なく、長時間使用していても耳が痛くなったりしませんでした。
専用アプリで自分好みの音にカスタマイズ
専用アプリ「PeatsAudio」を使用することで、Capsule3 Pro+のさまざまな設定を自分好みに変更できます。
アプリでは、タッチ操作の機能割り当てやイコライザーによる音質調整、ノイズキャンセリングや外音取込モードのON/OFF、音声通知の切り替えなど、さまざまな設定が行えます。
アプリを使えば、マルチポイント機能をオンにして、同時に2台のデバイスに接続することも可能です。
この機能を活用すれば、PCとスマホの両方に接続している時にスマホに着信があっても、接続を切り替えることなくスムーズに通話を開始できます。
イコライザーを調整することで、Capsule3 Pro+の音質のポテンシャルをさらに引き出せます。
音質の評価
Capsule3 Pro+でさまざまなジャンルの曲を実際に聴いてみて、Capsule3 Pro+でリスニングするのにおすすめの曲ジャンルを確かめてみます。
イコライザーは調整なし、ノイズキャンセリングはノーマルモードでテストしました。
次の表はジャンル別のおすすめ度を表したものです。
曲のジャンル | おすすめ度 |
---|---|
アニソン | |
ボーカロイド | |
クラシックピアノ | |
オーケストラ | |
EDM | |
J-POP | |
洋楽 |
Capsule3 Pro+は、アニソンやボカロ曲などのベーシックな楽器だけではなく、複雑で繊細なサウンドまでも忠実に再生してくれる点で優れています。
Capsule3 Pro+を使えば、今使っているイヤホンでは聴こえなかったサウンドも聴こえるようになるかもしれません。
音質をより客観的に評価するため、Capsule3 Pro+と、普段愛用しているAirPods Pro(第2世代)で聴き比べてみました。
Capsule3 Pro+の価格はAirPods Proの半分以下ですが、実際に比較してみると、驚くべき結果が得られました。Capsule3 Pro+は、高音域のサウンドと音の分離感において特に優れた性能を発揮しました。
さまざまな音色が使われている楽曲における細やかな楽器の音の分離感や、クリアで透明感のあるサウンドは、AirPods Proと遜色ないどころか、むしろ上回る部分もあると言えます。
高音域のサウンドが特にはっきりと聴こえてきて驚きました。
特にアニソンやボカロ系の楽曲では、各楽器の音が鮮明に聴こえ、より立体感のある音場を楽しむことができましたね。
もちろん、AirPods Proもバランスの取れたサウンドを提供してくれますが、Capsule3 Pro+はその価格帯から期待できるパフォーマンスを大きく超える音質を実現していて、特に高音域にこだわる人には一見(一聴)の価値があると感じました。
43時間の長時間連続再生
Capsule3 Pro+は、バッテリー性能も優れています。
イヤホン単体で最大6.5時間の連続再生が可能(ANCとAAC有効時は約5時間)で、充電ケースを併用すれば最大で43時間の再生時間を実現できます。
長時間音楽を聴いたり、充電ケースを充電できない環境下にいてもバッテリー切れを心配することなく使用できますね。
【ここが惜しい!】改善点3選
その価格からは想像もできなかったハイパフォーマンスを発揮するCapsule3 Pro+ですが、もちろん良い面だけでなく、いくつか改善してほしい点も見受けられました。
実際に使用してみて感じた改善点は次の3点です。
Capsule3 Pro+には装着検知機能が搭載されていません。イヤホンを装着したり外したりしても、自動的に電源オンやオフになりません。
電波ソングを聴いているときに誤ってイヤホンが外れてしまい、ボリュームが最大になってしまったら大変ですね。
Capsule3 Pro+の設計には少し気になる点があります。それは、イヤホンを取り出す時と装着する時の向きが逆になっていることです。
上記画像をご覧ください。充電ケースからイヤホンを取り出すとき、イヤーピースの向きが耳に装着する向きと反対になっているため、耳に入れる時にはイヤホンを反転させる必要があります。
この操作が少し煩わしく、イヤホンを急いで装着しようとすると手を滑らしてしまいイヤホンを落としそうになったこともあります。
一方で、AirPods Proは取り出した際のイヤーピースの向きが耳にそのまま装着できる自然な方向になっており、こうしたストレスを感じることがありません。
日常的に使用するデバイスだからこそ、このような小さな違いが積み重なることでユーザー体験に大きな影響を与えると思います。
次回の改良モデルでは、この点が改善されるといいですね。
Capsule3 Pro+にはタッチセンサーが搭載されており、タップ回数や触れている時間でさまざまな操作が可能です。
例えば、音量を上げるには右側のタッチセンサーを1回タップ、ノイズキャンセリングモードの切り替えには左側のタッチセンサーを1.5秒間長押しするなど、基本的な操作はタップや長押しによって行います。
専用アプリ「PeatsAudio」を使えば、これらの操作方法をカスタマイズできますが、タップか長押しの2種類の操作しかないため、慣れるまでは使いにくさを感じるかもしれません。
特に、僕のように音楽を頻繁に切り替えるタイプの人にとっては、1.5秒(長い!)の長押しで次の曲へスキップする操作は少し煩わしく、スムーズに曲を切り替えたい時にはストレスを感じるでしょう。
より直感的な操作を開発してくれたり、AirPods Proのようにステム部分で音量を調整できたりするようになれば、さらに使いやすい製品になると思います。
FAQ
- Capsule3 Pro+の充電時間は?
- イヤホンの充電が0%の状態から満充電までは約1.5時間、充電ケースは2時間かかります。充電が完了したら充電ケース正面にあるLEDライトが緑色に変わります。
- Capsule3 Pro+が対応する音楽コーデックは何ですか?
- HSP、HFP,A2DP、AVRCP(デバイス側にも同じくコーデックに対応する必要があります)
- 防水対応ですか?
- はい、IPX4相当の防水性能を備えているので日常生活で生じる水や汗が多少かかる程度は問題ありません。
Capsule3 Pro+はコスパと音質の両方を求めるあなた向け
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、約1.4万円の中価格帯でありながら、MEMSドライバーを搭載しているため、この価格帯では考えられない解像度の高い音質と高音域の広がりを実現しています。
コストパフォーマンスを重視したい方にはぴったりの選択肢です。
音質面に関してはほとんど欠点がないと言っても過言ではありませんが、操作性や使い勝手においてはまだまだ改善の余地があります。
今後のSOUNDPEATSの製品開発に期待ですね!
- クーポンコード: CP3PL8PRM44
- 対象商品:SOUNDPEATS Capsule3 Pro+
- 2024年8月23日月曜日00:00から2024年9月23日木曜日23:59まで有効
- Amazonのクーポンと併用可能