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Hello, World! まっちゃ (@animistz_) です。
本ブログ「あにみす」では、投資や節約、商品紹介や生活改善情報を発信しています。
賃貸の火災保険の更新日が近づいています。保険の乗り換えを検討しているのですが、やり方が分かりません。
安心してください。火災保険の乗り換えは想像しているより簡単です。
- 家財保険の乗り換え方
- 火災保険と家財保険の違い
- 家財保険を乗り換えるメリット
この記事では、家財保険の乗り換え方と、乗り換えたことによっていくら保険料を節約できたのか解説しました。
賃貸契約をしたときに、不動産仲介業者や不動産屋に勧められるがままに契約した家財保険を継続して利用していませんか?
賃貸契約で特に明記されていなければ、任意の家財保険に入れます。
自身のニーズに合った適切な家財保険を契約して、賢く節約していきましょう。
- 家財保険の契約満期日が近づいている人
- 家財保険を乗り換えて保険料を節約したい人
- 家財保険の乗り換え方を知りたい人
ファイナンシャルプランナー
まっちゃ
27歳。独学でFP2級・一種証券外務員・簿記3級を取得。普段は外資系IT企業に勤務しており、仕事はフルリモート。年収は約550万円 外資系IT企業のITコンサルタント(という名のIT何でも屋) 東京都でひとり暮らし 就職を機に石川県から上京した。 奨学金などの大きな負債はなく、家賃を除く生活費は約15万円。 家賃補助などの福利厚生はない。
まずは家財保険の基本を理解しましょう。
家財保険とはその名の通り「家財」の損害を補償してくれる保険です。
家財保険は、火災や水漏れなどであなたの所有している家財が損害を受けた時に、支払限度額を上限に修理費用や損害金を補償してくれます。
家財保険には家財に対する保障だけでなく、次のような場合にも保険金が支払われます。
- 借家人賠償責任
貸主(大家さん)に対して原状回復義務に基づく法律上の損害賠償責任を負った時 - 個人賠償責任
日常生活の偶発的な事故で他人にケガを追わせた時や、他人のモノを破損したことによって法律上の損害賠償責任を負った時
火災(かさい)保険と家財(かざい)保険、具体的には何が違うの?
賃貸契約で加入する火災保険は基本的に「家財」を補償する契約のことを指していて「賃貸での火災保険イコール家財保険」と考えて良いです。
火災保険の補償対象は「建物」と「家財」の2つに分かれており、それぞれに保険金額を設定して契約します。
一般的に火災保険では「建物のみ」「家財のみ」「建物・家財の両方」の3つのパターンから補償対象を選ぶことができ、家財保険は家財のみを対象とした火災保険と考えられます。
火災保険の補償の対象を「建物のみ」とした場合には、家財は補償されません。
保険契約者は誰?
建物本体に対する火災保険ついては、通常貸主である大家さんが加入しています。
借主(賃借人、つまり私たち部屋を借りる人)が加入する火災保険は、家財に対する損害を補償してくれる「家財保険」です。
つまり「家財保険」とは私たちが契約する火災保険の中でも家財を補償する火災保険と言う事です。
自宅にある家財が最悪全部なくなってもいいから、家財保険に入らなくていい?
いいえ、家財保険は契約者の家財を補償するだけでなく、第三者に対する損害賠償責任を果たすためにも家財保険に加入しておいたほうが良いです。
このように家財保険は自身の家財に対する補償にとどまらず、さまざまなメリットがあるので、基本的には契約することを推奨します。
家財保険に加入すべき理由は次の3つです。
- 家財が損害を受けた時に補償してもらうため
- 第三者への損害賠償責任を補償してもらうため
- まとまった支出をサポートしてもらうため
1. 家財が損害を受けた時に補償してもらうため
“家財”保険の名の通り、家財保険は家財の損害に対して補償してくれる保険です。
もしあなたの部屋が火災で全焼してしまい、室内にあった家具や家電、アクセサリーなどのあれこれが消失してしまったとします。
そんなことが起こらないように、日頃から火の扱いには十分注意しましょう。
次のものが消失したと仮定すると、損害額はいったいいくらになるでしょうか。
家財 | 損害額 |
---|---|
ドラム式洗濯乾燥機 | 30万円 |
冷蔵庫 | 10万円 |
パソコン | 30万円 |
家具類 | 20万円 |
衣類 | 10万円 |
その他 | 10万円 |
合計 | 110万円 |
急に110万円のお金を用意することは簡単ではありませんが、万が一のときには家財保険がこの110万円の損害を補償してくれます。
加入する家財保険のプランによって、補償時に支払われる保険金額が異なります。加入する家財保険の補償額を必ず確認しましょう。また、家財の補償で支払われる保険金が「時価」なのか「再調達価格」なのかもチェックしておきましょう。
僕が加入しているチューリッヒの「ミニケア賃貸保険」では、家財補償で支払われる保険金は「再調達価格」です。
2. 第三者への損害を補償するため
家財保険はあなたの家財に対する損害を補償するだけにとどまりません。
家財保険は、大家など第三者への損害賠償責任を負ってしまった場合にも、損害賠償責任補償で保険金を支払ってくれます。
- 給排水設備に生じた事故によって、床を一部修繕することになった
- 停めてあった車に自転車をぶつけてしまい、修理費用を請求された
- 洗濯機のトラブルで下の部屋に漏水し、汚れた衣服の弁償を求められた
このように家財保険は、不注意な事故で部屋を破損したり、日常生活における事故や他人の物を損害したりした場合にも保険金を受け取れる場合があります。
3. まとまった支出をサポートしてもらうため
万が一、火災や風災によって損害を被った時、家財保険は部屋に生じた損害の修理費用や室内の修理で30日以上その部屋で暮らせない場合に保険金が支払われる場合があります。
僕が契約したチューリッヒ少額短期保険のミニケア賃貸保険では、対象となる事故によって借りているお部屋に住めなくなった場合、10万円を上限として生活再建費用が支払われます。
このセクションでは、僕が実際に家財保険を乗り換えた方法を説明します。
現在加入している家財保険の契約満期日(契約が終了する日)と解約できる日程を確認してください。
満期日までに解約すれば解約返戻金が返ってくるケースが多いですが、満期日ギリギリでの解約であれば、解約返戻金は少額になると思うので、満期日をもって解約すれば良いです。
満期日を迎えるよりかなり前もって解約する場合は、解約返戻金と節約できる保険料の差を計算してから解約するようにしましょう。
僕の契約していた家財保険の満期日は2024年4月8日で、満期日の4週間前までに契約を更新または解約する必要がありました。つまり3月11日までに解約しないと契約が自動的に更新されてしまいます。
いつまでに更新もしくは解約しなければいけないかを、保険証書や保険会社のHPでチェックしておきましょう。
部屋を管理している不動産会社や管理会社に電話やメールで家財保険を乗り換える旨を連絡してください。
家財保険の乗り換え時に不動産会社に提出する書類や借家人賠償額がいくら以上の保険に加入する必要があるかなどの条件を確認します。
僕が住んでいる賃貸マンションの管理会社は、家財保険の乗り換えに際して次のことを求められました。
- 補償内容のわかるもの
- 借家人賠償額が1,000万円以上
- 新たに加入する家財保険の保険証券の写し
家財保険を乗り換える時は、補償内容が管理会社の求めている条件を満たしているか必ず確認してください。
現在加入している家財保険の満期日(更新日)が近づいてくると、保険会社から案内のメールや郵便物が届くと思います。
届いた案内に従って解約手続きを進めます。
僕の契約していたフレックス少額短期保険はオンラインで解約の手続きができました。
「解約申込み」をクリックします。
解約希望日は契約の満期日を選択します。
解約申込みが完了しました。
契約の満期日より前の解約であれば、解約返戻金を受け取れることがあります。
解約した家財保険の満期日は2024年4月8日で、4月9日以降は家財保険に加入していない状態になります。
今回僕が契約した家財保険はチューリッヒ少額短期保険のミニケア賃貸保険です。
保険料の見積もりをして年間の保険料を計算してみましょう。
僕は部屋には家財が少なく、高額な家財もほとんどないため、補償額が一番小さい100万円のプランを契約しました。
みなさんもご自身の家財の状況にあわせてプランを選択してください。
見積り後に届いたメールの指示に従い、契約手続きを進めます。
無保険の期間がないように、保険開始日の選択は十分に注意してください。保険開始日は、乗り換える前の保険の満期日または解約日にしましょう。
契約が完了しました。
チューリッヒ少額短期保険のミニケア賃貸保険では紙の保険証券を発行していません。
管理会社に提出するために、マイページから契約内容を印刷してください。
契約した家財保険の保険証券を印刷したら、それを管理会社あてに郵送します。
以上で家財保険の乗り換え作業は完了です。
何といっても保険料を節約できるのが、家財保険を乗り換えるメリットです。
支払われる保険金が増えるにつれて、年間の保険料は増えていきます。
自宅にある家財の総額を大幅に超える額の保険金は必要ないので、ご自身が所有している家財の価値に合わせたプランを選択して、保険料をかしこく節約しましょう。
家財保険の乗り換えには注意が必要です。
保険金や保険料、プランの具体的な補償内容を契約前に確認しましょう。
管理会社が加入する家財保険に条件を設けている場合もあるので、必ず事前に確認してから契約するようにしてください。
保険料の相場は、保険金額や家族構成などによって異なってきます。
一人暮らしの場合は、安いものであれば3,500円程度のものから1万円を超える保険など、幅広い商品が販売されています。
家財保険選びの際は、万が一の時にいくらの保険金があれば安心できて、どのような補償やサポートが受けられるかをきちんと確かめて契約するようにしましょう。
家財保険において補償額を適切に設定することは重要です。
生活の中での家財の価値やリスクに合わせて補償額を検討しましょう。
家財の価値に対してあまりに少額な補償額ではリスクに十分対処できず、逆に高すぎると保険料が増加してしまいます。
生活様式や財産の種類を考慮し、万が一の際に十分な補償が得られるよう慎重に設定しましょう。
今回の家財保険の乗り換えによって、年間の保険料を50%以上節約できました。
乗り換え前の家財保険(フレックス少額短期保険)では、2年間で15,000円の保険料を支払っていました。(保険金額は300万円)
つまり1年間あたりの保険料は7,500円
乗り換え先の保険である、チューリッヒ少額短期保険のミニケア賃貸保険の保険料は1年間で3,610円(保険金額は100万円)です。
保険金額こそ減額しましたが、保険料を半額以下に抑えられたのは家計的にはとても良かったです。
今回の記事では、家財保険の概要と乗り換え方、乗り換えによってもたらされる家計へのメリットを紹介しました。
家財保険は賃貸住宅に住んでいるのであれば、基本的に加入しなければならない保険です。
毎月や毎年、2年ごとなどの定期的に発生する費用ですので、自身の家財の価値に応じた適切な家財保険を契約して賢く家計を管理していきましょう。